自分自身やご家族のために医療費を支払った場合、一定の金額の控除を受けることができます。
これを「医療費控除」といいます。
医療費控除は、所得額から一定の金額を控除するもので、
その控除を受けた金額に応じて所得税が軽減されます。
一般に、病気やケガの治療費等の支払いで1年間にご家庭で使った医療費が10万円を超えた場合、
その超えた部分が医療費控除の対象となります。
ただし、パート主婦の場合、年収が200万円以下であれば、医療費が10万円以下でも戻ってくることもあります。
申告できる医療費の範囲としては、昨年1年間に支払った医療費が対象となります。
また、医療費は生活を共にしている家族の分も合計することができます。
たとえば、ケガや病気の治療費、出産費用の他、通院のための交通費、薬局やドラッグストアで買った薬代、
美容目的以外で行ったの歯や眼の治療費等も申告することができます。
ただし、メガネやコンタクトレンズの購入費などといったものは、認められていませんのでご注意ください。
実は、レーシック(LASIK)手術も医療費控除の対象となる場合があります。
ただし、個々の事情により税務署の対応が異なる場合がありますので、
レーシック(LASIK)手術の医療費控除を申請する際は、お近くの税務署にお問い合わせください。
なお、医療費控除の申請をする際は、
病院の領収書や薬局、ドラッグストアなどで購入した薬代の領収書、
通院に使用した交通費が記載された家計簿などといった、
医療費の額を証明できる書類が必要です。
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